9.22.2015

ブルウィップ.4

なんだかんだで時間の掛かったブルウィップ。
プロからは細部に拘り過ぎて製作が停滞するより、まず確実に1本を編み上げるのが大事、と言われているのですが今回はブルウィップの特性で、どうしても拘りたい部分があったので途中で鞭をばらしたり、設計からやり直したり。 
前回のハーフプレイト・ストックウィップとは対照的にデザインの拘りは一切省略、内部構造のみ徹底的に追求。仕様は6フート、12インチハンドルです。 
当初ハンドル芯材は鉄の棒を使用と書いてましたが素材、構造と変更しています。 


コアは、よりソリッドなハンドリングが出来るようにフラフィッシング用のライン(フロートでは無くシンカー)やステンレスケーブルを使いハンドル芯材とユニット化。








画像はステンレスケーブル仕様の加工前の仮組み。
構造自体は珍しくは無いのですが問題はトランジットエリアの補強方法。
なぜならここを確り設計しないと、どれだけ硬いコアを使っても鞭を振り回してる内に”折れる”から。





 今回もノブのタークスヘッドは5x4。しかも2パス。
ブルだし3パスで編もうと思ったのですが鞭自体を徹底的に軽く細く作ったので編みきれず・・7x6もしくは6x5の方が見た目も大きさも調整出来るから良いかもしれない。これは次回の課題ですね。
 



パラコードははんだごて(それもやっすいやつ)でカットするのですが温度調節が付いていないので雑巾を水に浸してコテを冷ましながらカット・・これは悪い見本です。
今後はデザインもいろんなパターンを編めるようにしたいのですが今のオーバーレイの構造だとパラコードのセットパターンが限られてしまいコーラルスネークでは2/1/2/2/1/2しかパターンが組めずどうしたものかと思案中。思い付く事は所謂ストランドの追加。近々挑戦。



アメリカ製の高輝度・蓄光パラコードも購入してみました。



蛍光灯やLEDでも確り光を当てれば強烈に発光しますが発光の持続時間があまり長くない・・
どれぐらいかと言うと強烈に発光するのが約30分。
それ以降は徐々に暗くなって行く。


 
例えば人前で使うならぎりぎりまで電球などで蓄光させておかないといけない。
日中に太陽の光で蓄電して夜に遊ぼう・・と思っても微妙な明るさ。
パフォーマンスやショーなど、使用する場面は限られるかも。


satoru