自分が鞭を作る時は各工程を組み立てて進めます。
ざっくりこんな流れ。
設計→レビュー → 製作→レビュー → テスト→レビュー
実際は各工程を更に細分化していますがおおざっぱに上記の要領で作っています。おかしなところは徹底チェック、必要なら方法を変える。
それでも駄目なら工程全体をばらばらに分解し、違うアプローチで設計から新規にやり直す。
各工程には毎回レビューを挟む事で自分の手法の一長一短が明確に見えて来るのですが、中でもストランドドロップ箇所の耐久性が課題です。耐久チェックのひとつで、ボレーを数千発は撃ちます。
その程度で壊れるようでは安心して遊べない。自分を含めて毎日のように鞭の練習をする人が求める耐久性は更に高いはずです。
(そこまで練習するならそもそも1本だけを使い倒さないはず) パラコード(のシェル)が摩耗摩擦により断裂してしまうのは素材上の限界なので仕方がないのですが問題はその壊れ方。
と言うのは、ボレー6千発ほど撃った後にドロップ箇所の前後でストランドが切れたことがあります。
これが意味するのは、
ストランドドロップ自体に、もしくはその手法が原因で周囲にストレスが偏って掛かっている可能性がある。
これを鞭の寿命と考えるのは判断材料が浅すぎるので別のドロップ処理も試行錯誤中です。
今回のエントリーはあくまで耐久性に関しての事で、使い勝手やバランスに関してはまた別のエントリーで書こうと思います。
「本当におかしいなら直す。ただしその前に自分を確りトレーニングする。間違っている人間が直しても解決しない」
原文は英語ですが友人が引用した言葉は核心をついていると思います。
satoru