3.29.2016

練習とか練習会とか / 追記あり

先日は久し振りにスポーツウィップ協会の札幌練習会にお邪魔しました。屋根と壁、暖房のある練習会って快適ですねえ・・。ありがたや。

練習会で何人かの方からご質問を頂きまして、私が考えている事を記事にさせて頂きました。私の技術と知識のレベルは決して高くは無いので、あくまで参考のひとつ程度にして頂ければ幸いです。世界はもちろん、日本国内でも東京・名古屋・大阪・福岡...etc
クラッキングやターゲティングが上手い人は全国にいますから、もっと広い視野で情報を集める事もお勧めします。

内容ですが
・ループの形を意識して振る方が良い?
・ひとつのフォームを習得するまで他の事はしない方が良い?
・追記 / まず基本のフォームを出来るようにしないと駄目?
ループの形を意識して振る方が良い?
私に限って言えば、ループの形を意識して振る事は、ほぼ無いです。ただし、結果的に
・綺麗なループを意識して振るフォーム
・身体と鞭に偏った負荷が掛からない様に、鞭をコントロールする為のフォーム
どちらのループも、或いはフォームもぱっと見は、似たような感じになるんじゃないかなと考えています。後者でも結果的にループなりフォームなり綺麗になっていけば嬉しいな、ぐらいです。


綺麗なループを描けるフォームを身に付けるべき、何故なら鞭を綺麗に振って鳴らす為に綺麗なループが肝だから
と言う意見。
鞭の先端が加速してクラックするのは原理があるので実際その通りなんですけど、一つの結論に対してアプローチの方法って一つじゃないです。
私に限って言えば、練習をする目的は鞭を丁寧かつ確実に振って、かつ最大限の威力が出る状態(クラックする状態)をコントロール出来るようにしたいから。
鞭が綺麗なループを描いている写真や動画を撮るとか、フォームを美しくとか、その為の練習にはあまり興味が無いです。
一方で、人前で見栄えの良い ”型” を披露したいとか、パフォーマンスがしたい、と言う人は、見せる為のフォームは必要だと思います。

私が普段意識しているのは、鞭を丁寧かつ確実に振る事です。
あと、鞭を振っている時の空中でのクラッカーの向きと位置はけっこう気にしてます。
わかりやすいように練習場所によってクラッカーの色を変えてます。

ひとつのフォームを習得するまで他の事はしない方が良い?
使用している鞭とクラッキングの種類、そして本人の体格に合っているフォーム
なら、先ずはひとつを確り身に付ける方法もあると思います。
あれこれ手を出して訳わからなくなるより、仮の土台を一旦確実にする方がその後が楽になる事もあると思います。
一方で自分でいろいろ試行錯誤してみたいなら、そうする方が良いです。迷ったら最初に戻れば良いだけだし。
まずいのは迷った状態のまま続ける事。間違った状態で覚え続けてしまわない様に、そこは注意です。

練習するクラッキングの順番 
と言う話なら、個人的には
・フリック(サイド、アンダー、フォワード)
・キャトルマン
・フィギュア8(スロー)
最初はこの3つを同時進行で練習する方が、効率が良いんじゃないかなーと感じています。
ただしぶっちゃけると、本人がやりたいクラッキングをやれば良いやん。

私はベースになるクラッキングを複数、同時に練習してました。
(私が鞭を始めたのはオーストラリアに居た時で、周りはクラッキングの大会に毎回出場する人達ばかりでした。)
一緒に練習して最初はフリックから習いました。アンダー、サイド、そこからフォワードのフリックとキャトルマンを同時進行。
常に複数のクラッキングを同時進行で、それぞれ必要だからこの振り方になる、てのを相対的に教えてくれる人達だったので今思うとすんごい親切でした。

追記 / 先ず基本のフォームを出来るようにしないと駄目?
「先ず基本のフォームを出来るようにしましょう」
「いざとなったら直ぐに基本のフォームを出せないと駄目」
と習う事についての疑問を尋ねられた事が有ります。
先ず大前提として、
・そう教える人は、信念が有っての事だと思いますよ(たぶん)
・私がやってるのはスポーツウィップとは少し違います

その上で私の個人的な考えですが
自分の意思で ”人に教えて貰う事” を選ぶなら、先ず相手が教えてくれた事を出来るようにするのが道理
ただし注意したいのは、
自分が習った事を絶対的な事、と捉えて他の人にも押し付け始めると所謂しがらみになる
と思います。

Satoru