ブルウィップはコアにステンレスケーブルを使用しハンドル素材とユニット化、暫くはこの仕様で作り続けるつもりだったんですが今後は路線変更して極力、金属を使用しない事にしました。
ハンドル芯材はファイバーグラス、もしくはPEEK。コアはフライフィッシングのシンカーライン。
金属使用を否定してる訳では無く、単純に自分が目指すパラコードウィップの方向性が段々、決まって来たと言うか(狭まって来たと言うか・・)
何本かパラコードウィップを製作・納品して自分でも良い出来だなと感じていたのですが、ひとつ気になる事がありまして。
それは航空機内への持ち込みトラブル。ハンドルやコアに金属を使用しているのでX線にはっきり映り、機内持ち込み出来なかった、と言う話。
これは自分も先日、実際に経験したし今までも革の鞭でもそうだったので仕方が無い事と割り切っていました。
ハンドル素材はトランジットエリアにスムーズに接続させるために先端を尖らせるのですが、X線に写った”先端が尖った金属の棒”は空港係員の注意を引くには十分過ぎます。
実際はベリーやオーバーレイで編まれているしハンドル芯材を引き出して武器にする事は不可能に近いのですがX線に危ない物が写っている以上、駄目なものは駄目なんです。
これをきっかけに鞭の構造を非金属化してみようかと。
(機内持ち込み云々に関しては、預け荷物にする方が確実だし、ロープ状の物、鞭自体が凶器に成り得ると判断されれば元も子も無いのですが・・)
ただパラコードウィップに限定して言えば、ハンドルとコアに他の素材を使用しても金属と変わらない耐久性・ 使い勝手が出せると実感しているので、よりメンテナンス/ケアフリーのスニーカー感覚な鞭を作れるようにしたい。
Satoru