前回の投稿と重複している部分もありますが、今回は自分が編んだ過去の鞭と比較しながら変化の内容をまとめました。
2015年7月、当ブログの初投稿ネタはクリアハンドル仕様のストックウィップでした。
https://notes768mph.blogspot.com/2015/07/img3266.html
ブログ初投稿から4年半が経過して、自分の成長具合を可視化する為に当時と同じコンセプトで鞭を製作。
クリアハンドル仕様のストックウィップ、と言うコンセプトですが、ぱっと見は大して変わりません。違いを箇条書きにすると
・パラコードメーカー
・オーバーレイ編み数
・ボルスターの有無
・ベリーの構造
・ハンドル素材
・タークスヘッドの種類
パラコードメーカー
初期型はRothco(ロスコ)、直近型はAtwood(アトウッド)です。ロスコが販売するパラコードはとても薄くて柔らかく、ロープとしては正直心許ないのが正直な感想ですが鞭素材としては素晴らしく、今後はストックウィップに限って言えばロスコのパラコードに戻すつもりです。
オーバーレイ編み数
初期型は12本編み、直近型は10本編みです。
これはアトウッドを始めとした一般的なパラコードに合わせて編み数を変更しました。ニックス・ウィップショップの動画を参考にしました。
もしロスコのパラコードを使うのであれば、オーバーレイ12本編みでも一般的なパラコード10本編みより細く編めます。
ベリーの構造
初期型はオーバーレイ全長の2/3を編んでいましたが、直近型は1/3しか編んでいません。
ボルスターの有無
初期型はダクトテープを縦に貼ってバインディング、直近型はボルスター無し。ボルスターを省略する事で重量や直径をサイズダウン出来ます。
ただし、ボルスター無しだとベリーがふかふかするのでオーバーレイが不安定になりがちです。キーパー付近をタークスヘッドで補強しています。
個人的にはベリーやオーバーレイは指で押しても凹まない程度の硬さが好きなので次回からはボルスター有りに戻すつもりです。
ハンドル素材
初期型は見た目重視でアクリル。直近型は実用性重視でポリカーボネート。アクリルも結構丈夫でこの4年間かなり雑に扱っていますが折れたり欠ける事は無く、これでも良いのかも知れません。
ポリカーボネートは流石に透明感は落ちますが、強度は十分。若干しなるので連発した時にバネ効果が有り振っていて楽です。
タークスヘッドの種類
当時は5Lead 4Bight、直近型は6Lead 5Bightです。
6L5Bはベースになるのが4L3Bなので、5L4Bとはパターンが違います
ぱっと見は大して変わっていませんが内部構造は大幅に変わっています。特にニックス・ウィップショップの動画(アダムウィンリッチの構造を紹介してくれた動画)で学んだ事、再発見した事が大きいです。
パラコードでストックウィップを編もうとしてる方は、一度はその動画を観ることをお勧めします。
今回学んだ事をベースにして、次は自分の方法と組み合わせて改めて自分の方法を再構築です。この過程が楽しいんですよね。
■NicksWhipShop
https://youtu.be/ifJqW4J0llk
Satoru