7.24.2016

スネークウィップ.3


一旦もどってコアから製作し直し。
コアの長さを短くして1stベリーのテーパー具合を変更。
3/32パラコードを使用してハンドループを編み、更に連結させて1stベリーにしているのでテーパー具合は通常の550パラより細かく調整出来ます。
ただしそのハンドループ兼1stベリーを、最初は16編みで編んだもののグリップ側が太くなり過ぎたので12編みに変更。

※パラコードでも革でも殆どの場合、ハンドループは後付けされますが今回は実験的にそのまま連結させて1stベリーにしています。


単純に先端に向けて長く編んでも上手く行かなかったので今回はスネーク用にシーケンスを変更。今までと比べて最太部を少し長く、中間を短く、最細部を長く。

直径は1stベリーの状態でグリップ側が9.8mm



先端が5.8mm 
3/32パラで1本の芯の上に、4本を編むと大体これぐらいの直径になるみたいです。
(勿論、編む角度とか引く強さでいくらでも変わるとは思いますが・・)






後はいつも通りの工程です。
ダクトテープを貼ってごろごろローリングして表面をなるべくフラットにします。

次にシニューを巻いてバインディング。シニューはパラコードの芯にビーズワックスを塗っています。バインディングが終わったらもう一度ローリング。





1stベリー1stボルスター

この上に550パラ8本編みで2ndベリーを編んで行きます。ストランドドロップする場所は1stベリーのテーパーに従うのみなので、この時点で鞭の性能とか特性とかが、ほぼ確定になってしまいます。





2ndベリーを編み終えたらローリング、ダクトテープを貼ってローリング。
次にバインディング、ローリング・・
各レイヤーを仕上げていきます。



2ndベリー2ndボルスター 











この時点で直径はグリップ側が14.8mm
1stベリーで9.8mmだったので1stボルスター、2ndベリー、2ndボルスターで5mm太くなってます。
自分が編むとだいたいレイヤー毎にΦ5~6mm太くなるので、この値はいつも通りです。




先端の直径は6.3mm 
先端部分の直径に関しては1stベリーよりも長く編まれているので1stベリー直径の影響を大きく受ける事はありません。
自分の場合ですが、550パラ4本編みで終わらせるとだいたいこの直径になります。 



 
ようやくオーバーレイまで戻って来ました。
ここから先はテーパー具合も大きな変更は出来ず、下のレイヤーに合わせて編むのみ。
今回は実験的にフォールヒッチを6本編みにします。







今回はスネークウィップでありながらウェイトは積まず、極力軽く作る事、を試したのですが軽く振る分には特に問題はありません。

が、問題はこれから必ず出てくるので暫くはこの鞭を使い込んでみようと思います。シンプルな単発のクラックなら大丈夫でも数発のクラックを組み合わせたりマルティプルをした時に ”ウェイトを積まない軽くて短い鞭” がどんな感じになるんでしょ。


Satoru