7.22.2015

キーパーとベリー keeper, belly

パラコードウィップ(ストックウィップ)を製作する際に最初はネット上の情報をいろいろ見ていたのですが、どうも納得できず結局いろんなウィップメーカーに尋ねたり自分が持っているMidWestWhipsのPHをよーく見て勉強する事にしました。


ウィップメーカーから確りした鞭を作るならストックウィップをトラディショナルな方法で作るのが良い、と言われていたので持っていた書籍を読みなおし、ネット上の情報もパラコードウィップではなくレザーの鞭の作りに関するものを参考にしました。



それでも実際はレザーの鞭と全く同じ構造ではなく、部分的にはパラコード独自の方法で製作しています。

タイトルのキーパーとベリーですがパラコードウィップにおいてストックウィップの構造は沢山ありますが自分の知る限りは、大まかに2種類。

1. コアもしくは1stベリーの上にキーパー兼オーバーレイを編む方法。
2. キーパー兼1stベリーの上にオーバーレイを編む方法。



自分のストックウィップは最初は「1」で作ったのですがどうしてもベリーをオーバーレイの中で固定させることが難しく、試みとして「2」の方法で
コアを1stベリー(兼キーパー)で包み、更にオーバーレイを編んでみました。





それぞれのパーツはお互いにリンクするのでがっちり固定されるのですが、この方法だと550パラコードでは太くなりすぎるので全て3/32パラコードで挑戦。1stベリー兼キーパーが12本編み、オーバーレイは16本編み。
苦労したわりに強度上ちょっと不安なので不採用のアイディアです。





 今は「2」の方法で1st ベリーとオーバーレイで作っています。
 ただ「1」と「2」の方法に優劣があるわけでは無くレイヤーと編む数次第でそれぞれメリットデメリットがあるので選ぶのは「好み」だと思っています。

satoru